☆「闇をかける猟銃」松本清張
- カテゴリ: 小説/詩
- 2011/09/07 00:43:43
この作品は世に言う「津山三十人殺し」のルポですが、この事件は松本清張以外にも何人かが著していたと思います。また、結構有名な事件であったはずなのですが、いつの間にか忘れ去られてしまったといっていいでしょう。司法省刑事局報告には次のように書かれているそうです。本件は昭和13年5月21日午前1時頃より同3...
TAKEのつぶやき
この作品は世に言う「津山三十人殺し」のルポですが、この事件は松本清張以外にも何人かが著していたと思います。また、結構有名な事件であったはずなのですが、いつの間にか忘れ去られてしまったといっていいでしょう。司法省刑事局報告には次のように書かれているそうです。本件は昭和13年5月21日午前1時頃より同3...
これは最初のうちは読んでいても、たいしたストーリーとは思えないでしょう。でも、この作者だから何か面白い展開があるはずだと期待していると、やっぱり凄いどんでん返しがあるんですよね。その他の表題作以外の短編もゾクゾクするような面白い作品だと思います。こういう短編集っていいですね。
なにやらどろどろとした暗い世界を舞台にした小説というのは後を引くことがあります。特に事件を題材にしたものはその解釈をめぐって作者と読者がともにその世界に引き込まれ、葛藤する感じがあります。これは下記の事件を基にして「人肉を食ったものにはオーラのような光が現れる」という設定で、作者の解釈で人肉食を戦争...
三国志というくらいですから、三つの国が関係しているのは誰にでも分かりますよね。
では、それらの国の代表者をちょっとだけまとめてみましょう。(これを知ると三国志はいっそう面白くなりますし、それぞれにファンがいることも分かるでしょう)今回は魏の曹操を取り上げます。字を孟徳と言います。父の曹嵩は、夏侯氏か...
この小説はちょっと古くなりましたが、最近はこの手のものが少ないような気がします。
連作短編でストーリーを言ってしまうとあっけないものなのですが、それよりも読んでいて、しみじみと伝わってくる雰囲気がなんともいえないいいものです。また、高倉健主演で映画化されていますし、テレビでは渡辺兼主演でドラマにもな...