花を下さい
私に
一本の
小さな花を
心の中にしまっておくから
小さな花束が出来るまで
花を下さい
私に
あなたのその手で摘んだ
小さな花を
心の中にしまっておくから
香りが一杯に満ちるまで
花を下さい
私に
ずっとずっと下さい
その小さな花を
あなたの心が
私の心に満ち溢れるまで
...
花を下さい
私に
一本の
小さな花を
心の中にしまっておくから
小さな花束が出来るまで
花を下さい
私に
あなたのその手で摘んだ
小さな花を
心の中にしまっておくから
香りが一杯に満ちるまで
花を下さい
私に
ずっとずっと下さい
その小さな花を
あなたの心が
私の心に満ち溢れるまで
...
メサイヤの夜
街はクリスマスのイルミネーション
今日はちょっぴり寒いけど
繋いだ手が暖かい
雪が降ってきた
メサイヤの夜
舗道が寒そうに雪を受け止める
微笑む君の息が白く抜けていく
少し歩くのが早いと
袖を引っ張る君
立ち止まり
空を見上げる
雪が舞っている
空からゆっくりと落ちてくる
...
思い出
今、風が運んでくれた
あの頃の香りがする
あの頃の音が聞こえる
思い出
今、雨の音に甦る
あの頃のあなたの声がする
あの頃のあなたの吐息が聞こえる
時の流れはとてもゆっくりと
なんでそんなにも大きく重いものなのだろうか
記憶の痕跡は埋もれて動こうともしない
時は流れていくはずなのに...
雲が太陽に目隠しをしたが
光はそれに負けていなかった
だから新雪は
木漏れ日に輝いていた
雪を被る針葉樹の強い緑に
明日の力強さを感じる
私は歩き始める
深く足跡を付けながら
どこまでも続く
白い世界の中へと
白く抜けていく
息のはるか先まで
雪の香りがする
しんとした静寂の中
ああど...
ミルクティーって詩を書いた方がいらっしゃいました
感覚的には苦味
人生・・・恋・・・
ほろ苦い感が・・・
で私が昔レモンティーって詩を書いたのを
思い出しました
半分忘れていますが
多分・・・こんな感じだったかな
紅いコートを着ていた
あの人は
白い砂糖を
紅く染めていく紅茶の中に溶けて...