星が生まれる
青い星が一つ
私の心のなかに
星が生まれる
白い星が一つ
あなたの心の中に
星が生まれる
もっとたくさん
二人の心の中に
私が生まれた
そしてあなたが生まれた
星を創った
いくつもいくつも
二人で創った
春の日なたで
日差しの中で
星が見えるの
そう言って
あなたは...
星が生まれる
青い星が一つ
私の心のなかに
星が生まれる
白い星が一つ
あなたの心の中に
星が生まれる
もっとたくさん
二人の心の中に
私が生まれた
そしてあなたが生まれた
星を創った
いくつもいくつも
二人で創った
春の日なたで
日差しの中で
星が見えるの
そう言って
あなたは...
ささやきが聴こえる
遠い世界から
それは夢の中
いいえそれは現実に
目を閉じた
再び暗い世界が始まる
雨の音が聞こえる
寂しげに
こんなに激しく
降り続いているのに
心の共鳴は
泣いているかのよう
そっと話しかけてくる
あなたは誰
息を潜め
ガラス窓の遠くを見る
流れ落ちる
幾つ...
心が欠けてしまった
奪って行ったのは誰
残された心で動いているけれど
愛が抜けてしまったみたい
潮が引いてしまった砂浜の
微かな湿り気が心地よいように
愛が引いてしまった心にも
多少の湿り気が残っている気がする
それが記憶の底にあるから
あたたの残像は消える事が無いのね
ねぇ、あの時の風が...
車窓から何気なく外を見ていた
すると少し離れた所に
白、いや銀色に光る花が視野に入った
通り過ぎる花を目で追った
それは花では無かった
枝が大きくうなだれる様に折れ
深くおじぎをしている
その葉の裏側が白銀色に光を反射している
その木の緑の葉の中に折れた枝の葉裏が
銀色に浮いて見えているの...
遠い日の思い出
今その一つ一つが甦る
君の笑った顔とか
怒った顔とか
笑った声とか
怒った声とか
化粧の香りとか
香水の香りとか
服の色目とか
髪の形とか
それは
遠い日の思い出
それは美しくぼやけ
なのに強く印象的だ
花びらが風に舞い散るように
一つ一つが落ちて来て欲しい
その一つ...