遠く離れて
あなたの事を見ていたい
間近で見る
あなたの声
あなたの笑顔
あなたの香り
それはそれで
手に取って抱きしめたいけど
ねぇ
知ってる
車窓から
流れていく景色
近くは
瞬間に流れていくけど
遠くは
ゆっくりと動いている
深呼吸をゆっくりとするように
あなたを見ていたいの
...
遠く離れて
あなたの事を見ていたい
間近で見る
あなたの声
あなたの笑顔
あなたの香り
それはそれで
手に取って抱きしめたいけど
ねぇ
知ってる
車窓から
流れていく景色
近くは
瞬間に流れていくけど
遠くは
ゆっくりと動いている
深呼吸をゆっくりとするように
あなたを見ていたいの
...
爽やかな風に
負けない強い日差し
それは
予期していた夏の始まり
ポトンと落ちてきた愛を拾った
それは白くて丸くて冷たくて
手に取って見ていると
君がやって来た
白くて丸い物をみて
君は笑った
僕も笑って
乗っている手のひらを二人で見ていた
君は指でそっと触った
白くて丸いものはピックと...
砂漠に置き去りにされた
小羊は言った
今日も熱く焼けた
砂を飲むしかない
天使は彼を
見逃してしまった
愛はそこに見当たらなかった
心はだからしぼんでしまった
そして灼熱の下
しだいに干からびて行った
彼は夢を見ていた
そこは川のほとりだった
つま先から
そっと入った
角砂糖が融け崩れ...
会えるかも知れないね
風が誘ってくれたこの街で
優しい光と
澄んだ青空がきれい
駅の前の赤いポスト
初めての待ち合わせ場所
別れて半年が経ったけど
もう一度会いたいんだ
だからこの手紙を書いた
そしてあのポストへ入れたんだ
待ち合わせは赤いポスト
6月12日日曜日の10時
来てくれるかな...
小さな命
それはドジョウ君
今、大きな木の下で
眠っている
はたして君は幸せだったのであろうか
長く小さな水槽の中で暮らしていた
仲間は相棒のもう一匹のドジョウ君
今は一人で可哀そう
春の少しだけひんやりとしている
今日の朝
小さな穴を
小さなシャベルで君の為に開ける
気に入ってくれるか...