Nicotto Town


今年は感想を書く訓練なのだ


自分の思った事、感じたままを人に伝える事って実は難しい。「なにそんなんで感動するわけ?」って事が往々にして起こりうるからだ。

夢の欠片その2(血を受けし者)

●血を受けし者
仏壇には、祖父ちゃんと、よしの姿が燻る香に揺られて微笑んでいた。
祖父ちゃんに梨、よしにも梨だが、これは正しい組み合わせである。
どちらもそれが好物であることだけは、しっかり忘れずにいるばあちゃん。
他の事は、怪しくなってきたが、それはやむを得ない。

「よし、あの頃は楽しかったねえ...

>> 続きを読む


夢の欠片

この発想に胸が躍り、目が天空をさまよった。
傍から見ると時季外れの、それ系お兄ちゃんに映るだろうな。
目から鱗である、最近の目から落ちると、
しゃがみ込んで探す羽目になる、それとは違う。人はなぜ夢から覚めると、途端に忘れてしまうのだろうか?
やっと分かった、欠片が珠となり、転げて行ってしまうからなの...

>> 続きを読む


迷惑な話(本人真面目)

ニコットのブログにコメントが、マイブームとなった。
特に詩や小話が良いのだが、これには訳がある。
言葉が少ないと、書き手の思惑を推察する余地が生まれる。
わが師は、行間を読めと、更にはページの外を推察しろとおっしゃる。言葉は、そのもの以上に情報を持っている。
万葉の時代から、現代にいたるまで、磨き上...

>> 続きを読む


『とても大切なもの』あるBlogの書き込みより

とても大切なもの
とても大げさな話だが、なくなってしまった

奥にしまってあった物、とても大事だった

ポケットへも入れておいた物、とても愛おしかった

取り上げられたんだか、自分から投げたんだか・・・

無くなってしまったことには、変わりなかった

裸で放り出され、一人ぼっちになったとおんなじだっ...

>> 続きを読む


稲村の変(プチ小説に和歌を詠んでみた)

安房里見家当主義豊は、叔父である実堯の不穏な動きを察知していた。「もしものときは、仇敵北条の手を借りてでも義豊派を打ち倒せ」実堯にしてみれば、それが実堯派国人領主連合の本意であり、里見家二大派閥の避けられない定めであった。
七月二七日の夜義豊は、実堯と通綱を稲村城に呼びつけて、誅殺したのであった。そ...

>> 続きを読む





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.