君が星の数を数えている間
僕はカップの中に揺れるコーヒーを見ている
気温32度でのホットコーヒー
少し冷めても大丈夫
ゆっくりと数えていていいよ
ねぇいくつまで数えたの
ベランダからは空の半分も見えないよ
うしろ姿がいい感じ
白いノースリーブのプルオーバー
夜空に映えてるよ
ハニーブラウン...
君が星の数を数えている間
僕はカップの中に揺れるコーヒーを見ている
気温32度でのホットコーヒー
少し冷めても大丈夫
ゆっくりと数えていていいよ
ねぇいくつまで数えたの
ベランダからは空の半分も見えないよ
うしろ姿がいい感じ
白いノースリーブのプルオーバー
夜空に映えてるよ
ハニーブラウン...
あの強く白い夏の日差しを浴びている
青い夏草を見たか
不意に大きな声が
傍らから聴こえた
見ると昨日積み上げた
砂山が私に語っていた
私の作った砂山は
そんなに低い砂山では無かった
目の前に姿に
黒い疑問詞が浮く
私の高く積み上げた
砂山を削り取ったのは誰
いくつもの感情が
汗と共にほと...
ねぇ
月を輪切りにすると中は何色
赤だと思うんだけどな
だってスイカは切ると赤いじゃない
トマトだってそう
グレープフルーツも赤いのがあるし
キウイはグリーンで
みかんはオレンジ色でっすって
確かにバナナは白っぽい黄色よ
レモンはもっと黄色
夢が無いのね
あなたって
ねぇ
私を輪切りにす...
京都の夜
鴨川の土手の上
川面をみつめ
・・・
打ち上げ花火
ヒュルヒュルと天に舞い
落ちてくるは落下傘
ついでに見える空飛ぶ円盤
四条通を歩く
人、人、人、
絣の着物が美しい
提灯が明るく鉾を照らし出す
新町通りに入る
たくさんの夜店の灯り
芋を洗うような人
人、人、人
売り声に
...
風が吹いている
ブランコが揺れている
花が咲いている
白い花が
風が泣いている
ブランコが揺れている
遠い異国の
小さな公園に
少女が一人
ブランコに座った
風がブランコを揺らした
泣きながら揺らした
高く
そして高く
ブランコは揺れた
青い空の中へと
白い花が振り向いた
ブランコを...