Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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ゼロ

始まりはいつもゼロからそしていくつものかけらを積み重ね高い塔ができるそこから見える世界がいつか当たり前になっていく

私達もそうだった何か感じあうものに惹かれて小さな季節を積み重ねてお互いの横顔が当たり前になっていった

本当に愛していたのだろうか自らの胸に問いかけても答えは暗く響くだけ本当の愛とは...

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ガラス越し

こんな都会で星が見られるのはどんなまれなことだろうあなたと見あげた時もそうだった降るほどでもなかったけど舞い散るようだった

舞い散るのは星だけではなく小道の桜の花びらクリスマスの粉雪そしてあなたへの愛心に届くようにと

鳴り響く鐘の音を何度夢見たことだろうあなたと歩く赤いじゅうたんあなたと誓う愛の...

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坂道

あなたと手を繋いで駆け走った丘の上そこにはきれいな夕日に包まれた町いつまでもいつまでもこうしていたかった

ここはどこあれは何それってあれなの一つ一つの質問攻撃にあなたは笑って答えてくれた

知っていたのそれが本当じゃないってことただ笑顔が欲しかっただけ二人の時間を楽しんだだけ純粋に愛しただけ

愛...

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パズル

まっすぐに歩いた人の流れに逆らうようにこの道の向こう側にあなたがいるような気がして

落とした心を拾いながらあなたの姿を探したでももうどこにも影さえもなくて求めたこの手が宙に浮く

愛されていると思っていたそれは嘘なんかじゃなくて真実の愛だと思っていた本当は私の一人芝居

心に裏と表があるとしたらそ...

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初夏

春色の切符を持って春色の電車に乗ってその季節を終えた桜を振り落とすように山は新緑に映えているそう まぶしい位に

向かいの席には若々しいカップルここにどうしてあなたはいないの二人で来ようと約束したのにあれは去年の春だったそう 早すぎた約束

一人で来てみた木々は枝を広げ新緑を守るそこここに鳥の鳴き音...

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