Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

秋の夜風

やはらかい ひとしきりのはじまりに
それはどこからか吹いてくる……
しづかな木の葉のまばたきのやうに
おまへの指先をかすめてゆくもの(おまへは 西風よ
 みんな どこへいつてしまつただらう)とほい空のしじまから
いくつもの星の光が つめたくこぼれ
ふるへる窓を打つはしらも...

>> 続きを読む


月とねむり

かすかなともしびを消したのちに
それは そつと窓から忍びこむ……
青い光のつめたい雫(しづく)のやうに
おまへの閉じた睫(まつげ)を濡らすもの(おまへは やさしい夜よ
 みんな 夢のなかへいつてしまつた)遠い銀河の汀(みぎわ)から
溢れるやうな静けさが ひたひたと満ち
ま...

>> 続きを読む


銀河のまたたき

凍てつく夜の、深いしじまに
こぼれおちる、無数のきらめき
冷たい空気のなかに光る星々は
傷ついたあなたの心を見守る、小さな瞳長い冬の夜がどんなに深くとも
星のまたたきは、けっして消えはしない
それは遠い未来からの、かすかな手紙
明けない夜はないと、静かに告げてゐる冷えた両手を、そっとポケットにしまっ...

>> 続きを読む


茜色の窓辺で

あんなに高かった夏の雲は去り
ひそやかに、秋の夕暮れがひろがる
茜色の光が、おまへの横顔を
やさしく、そして静かに染めてゆくひとつの季節が終わることは
けっして悲しいことではないのだ
渡り鳥が遠い空へとかえるように
心もまた、おだやかな場所に落ち着くだけ冷たくなりはじめた風のなかで
ともる街灯(とも...

>> 続きを読む


青い蔭のなかで

梢(こずえ)のすきまから、こぼれおちる
金色のしずく、やわらかな光
それは傷ついたおまへの肩を
そっとあたためる、静かな手のひらみどりの葉が風につぶやくとき
古いなみだは、乾いた土に還り
木陰に置かれた、だれのものでもない椅子が
ただ、優しくおまへを待ってゐるすこしだけ、ここで休むといい
光と影の織...

>> 続きを読む





Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.