Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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卒業

雨に濡れた傘雨粒を受けて重いあの頃は二人でさしていて重いなんて思わなかったそう あなたがいたから

季節外れの雨は暖かさも持ち逃げするせっかく感じ始めた春なのに北風の袋をちょっとだけ離してまだ季節は進んでないことを知る

もう知る由もないのかあなたの心も私の心も眠れぬ星に輝く夜に飛んで行ってしまった...

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一人

昨夜の夢は途中で途切れたまるで私に考えろうというようにでもどうすればいいのあなたの心が分からなくなった行ってしまったあなたの事など

長かった春いくつもの季節をまたいで今年はどこに見に行こう大木のあるあそこにしようかこんな会話も今年はなかった

何時から決めていたんだろう何をしたかったんだろう新しい...

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決意

去年行った桜並木まるで昨日のように思える花びらを手のひらに集めて自然に返しておあげとあなたふ~っと飛ばしたのは私

いろんなところに行った花を追うように車でのドライブ列車での走る風景思いでは尽きない

辛い立場になったあなた故郷に帰っていった何故だかわかるから何も言えない帰ってきてとも言えない

君...

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リング

ふと手をかざしてみる右手の薬指に光るシルバーのリングあなたからのたった一つの贈り物外してしまえばよかったでもまだ外せない

あの頃は二人よく笑ったものだったカフェの外のテーブルで遊歩道を歩きながら帰り道の地下鉄の駅までなんであんなに笑えたのだろう

もしかしたら手のひらに笑顔を載せて吹き飛ばしたのか...

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季節

季節にはいつからかどこまでなんて線は引けないいつの間にかやって来ていつの間にか去っていく空気の香りに気づかされたり花の芽生えを目にしたり

あなたと出会った時もそうだった冬のコートをぬいで春のコートに着替えようとしたときそう あれは春の始めだったのか冷たい風もどこかに飛んで

庭園を見に行ったとき「...

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