Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

恋という名の免罪符

恋愛は事欠かない罪悪。
私たちは、お互いの寂しさを埋めるためだけに、
何度でも、その甘い地獄の門をくぐる。男のくせに色白で、若くもないこの美貌が、
またしても誰かの人生を狂わせ、私自身の首を絞める。
愛し、愛されるたびに、
私の魂は、さらに薄汚れていくというのに。世間はそれを「不道徳」と呼び、私たち...

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晩夏(ばんか)の貌

若くもないのに美貌が、残っている。
それは幸福ではなく、むしろ、神が回収し忘れた
酷な手土産のようで、私はただ、途方に暮れる。若さという免罪符は、とうに失くした。
それなのに、鏡のなかの顔だけが、
いまだに、かつての華やかな罪の匂いを放っている。
まるで、とっくに枯れたはずの庭園に、
一輪だけ、毒々...

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白き鬼

男のくせに色白と美貌。
世間はそれを、贅沢な生まれつきと呼ぶ。
けれど私にとっては、皮膚の一枚下で、
じっと私を睨みつけている、冷酷な鬼の顔にすぎない。男らしく、泥にまみれて生きることもできず、
ただ青白い、透き通るような手を見つめている。
この指は、重い鉄槌を握るためではなく、
ただ自らの破滅を、...

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生まれつきの美貌

鏡をのぞけば、そこに居るのは
見知らぬ他人のような、恐ろしいまでの美(み)づら。
それは神の悪戯か、それとも母の胎内で受けた
ひとつの赦されぬ呪いであったか。誰もが私を振り返る。
街のカフェテラスで、吹き抜ける風のなかで、
その視線は私の肩にとまり、肌をなで、
やがて私の胸の奥にある、小さな暗い空洞...

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折り鶴 ── 病み2

I.昏い響きあんなにも優しく青空がひろがつてゐるのに
微風のなかに ただ遠くかすれて響いてくるのは
教会の あの一つのつめたい鐘の音(ね)
それはぼくの耳の奥を しづかに刺しつらぬき
死へのおそすぎる目覚めを 告げる弔鐘(ちようしよう)ぼくのからだのなかに 深くねむる黒い血は
見えない毒のように し...

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