月が浮かんでいる
二月の漆黒の空の中に
北風が吹いている
頬を切るように痛く強く
どこまでも冷たく
透明な空間が広がる
そして星の瞬きの中に
あなたは居る
美しくもあり
手も届かない所に
私が見えますか
そんなに離れたところから
息を吹きかけても
星の光は揺らぐことすらない
私の温かさ...
月が浮かんでいる
二月の漆黒の空の中に
北風が吹いている
頬を切るように痛く強く
どこまでも冷たく
透明な空間が広がる
そして星の瞬きの中に
あなたは居る
美しくもあり
手も届かない所に
私が見えますか
そんなに離れたところから
息を吹きかけても
星の光は揺らぐことすらない
私の温かさ...
雪の降る日に
弾ける愛のトゥインクル
寒くなんかない
あなたと一緒だから
しんとした静けさ
息が白く染まっていく
ねぇ踊ろうよ
雪に足跡のリズムを描くのよ
私は左足から
あなたは右足から
雪が舞っているわ
白い雪が
私たちの周りだけに
ねぇ踊ろうよ一緒に
寒くなんかないわ
私たちが雪の...
とても温かい
私に触れるあなたの全てが
目をつぶると
そこは暗闇の中
独りぼっちじゃ無い
少なくとも今この瞬間は
目を開けても良いかしら
あなたと青空を見たいから
目を開けても良いかしら
青空より澄んだ瞳が見たいから
とても温かい
今がとても温かい
私に触れている
あなたのその全てのもの...
虹が風で飛んで行った
七色の重さが軽くなった
そんなに沢山の色はいらない
私は一色でいい
あなたの虹は副虹も入れて14色
カメレオンの様ね
性格ってそんなに変えられるものなのかしら
私の前の人には何色を見せていたの
さっき本棚の上のサボテンの棘を
痛いと言ったのは真実
今テレビを見ながら
...
白い仮面が崩れた
そして剥がれて行った
あなたの顔が融けてしまったときに
私たちは終わってしまったのだ
私の心の水は澄みきっている
あなたへの愛を注いたばかりだ
テーブルの上のワイングラスの水滴を
人差し指で拭う
淡いピンクの
ロゼが揺れる
私より澄んだものを
目には入れたくないのだ
あ...