Nicotto Town



遠い記憶

それは春の記憶
あなたの横顔桜色の香
それは遠い遠い記憶
あなたの黒髪に舞い散る花びら
青い空に映るあなたの笑顔
そよぐ風の中桜の並木が続いている
木陰のベンチに私が座っているあなたと
今目を閉じる
そして今深く呼吸をする
春の暖かさは優しくあなたの香りがした
あるはずのない花びらが目の前をかすめた...

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花筏(はないかだ)

桜の木が恋をしました
ある街の海の見える高台にある若い桜です

名前は桜夫

恋をされたのはすぐ隣の小さな桜の木

その名前は桜子

彼には思いを伝えるすべがありませんそうだ
彼は思いを花びらに託して伝えます

散っていく花びらはいかだとなって
清流を流れていきます

花いかだはそのまま海へと流れて...

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春風に乗って・・・

春の風に乗り走る あなたのもとへ
私は飛ぶ青空の中を
素足て白い雲を踏みながら
右手に愛を持ち左手を握りしめ
私は跳ぶそして跳ねる
風が強く吹くさらに強く吹く
あなたが見えたはるか先に
私は息を止め加速をする
あなたがほほ笑んでいる抱きしめて
わたしを力強く

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白い雪の中に・・・

雪が降ってきたそれは白い世界の始まり
あなたに出会ったそれは愛の始まり
雪が降っている止むことも無くしんしんと
寒くなんかないあなたの温もりがあるから
私の手を温めてくれますか私の心を温めてくれますか
雪が舞っている私たちのために
雪の歌が聴こえますか
白い声でやさしくそっと歌っているあなたの鼓動の...

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春へ

あなたが生きた日々に咲いた花の数は
あなたが僕にくれた幸せの数に等しい
遠くに行ってしまっても花の香は残り
目をつぶるとその色は虹のように浮かんでくる
鳥が鳴いている冬の凍えた寒さの中
その声は悲しみではないその声は暖かさを運んでくれている
冷たい頬を流れる涙のように
北風に枝が揺れている蕾が膨らむ...

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