秋空を眺めていた
心を引っ張りあげる
どこまでも高い青
雲はゆっくりと流れ
その雲を避けるように伸び行く
一条の白いライン
この大空を2つに分けるように…
貴方もこの空を眺めていますか?
二人の空は、繋がっていますか?
この白線で空を2人で分けようか
薄れゆく境界
...
秋空を眺めていた
心を引っ張りあげる
どこまでも高い青
雲はゆっくりと流れ
その雲を避けるように伸び行く
一条の白いライン
この大空を2つに分けるように…
貴方もこの空を眺めていますか?
二人の空は、繋がっていますか?
この白線で空を2人で分けようか
薄れゆく境界
...
諦めない
しばしば目にするこの言葉は
常に正しく
格好よく
甘美で
賛美の対象であり
誰の心にも心地よく響く
だがそれは同時に
過去に囚われているとも言える
過去の良き想い出は
後ろ髪を掴んでなかなか離そうとはしない
物事を諦め
やり直すということは
往々にして
諦めない...
たった一つの太陽が生む
数多の暁が時を紡いだ
世界は物語を彩り
想い出は刻み続けられ
たくさんの涙が零れた
ここにまた 新たな1ページが書き加えらようとしている
恐れを抱くことは無い
漆黒の帳に
震えようとも
星の瞬きは
やがて朝を連れて来る
身果て
魂尽きようとも
...
誰よりも遠くに行っても、ここからまた笑ってくれる?
空を見上げるのが
雲を眺めるのが好きだった
だから、空に近いこの場所が好きだった
遠く離れて、心の内に行くけれど
決して寂しくはないよ
たくさんの想い出があるから
他には何にもいらないくらいにね
瞳を閉じれば、すぐにまた会えるよ
...
「~~♪ ~~~♪」
やや人影もまばらになった学食に、突如勇壮な音楽が流れた。
曲のタイトルは『ワルキューレの騎行』 リヒャルト・ワーグナーの名曲だ。
しかし、そんな名曲がなぜ学食に?
学生たちは、音の主を探し、キョロキョロ周囲を伺っていた。
暦村竹文は、そうした視線を気にも留めず、携帯...
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