Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

独り立つ

雲と海の境界は消え失せ、白く冷たい静寂が広がる。
独り立つ空の下、透明な風が頬を撫でてゆく。
失くした夢の続きを紡ぐように、私はそっと呟いた。もうどこへもゆくまい
ここは空の果て、約束の地
光る波頭が私を呼んでゐる空は青く澄みわたり、世界はただ静かに眠ってゐる
私はもう、何をも恐れない
ただ風を聴き...

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寂れたシャッター街2

なにも見えない 暗闇のなかで
ただひとつ 鋭くひかる三日月のなかに
ぼくは 幻のやうな記憶を見てゐる
それは とうに失われた なつかしい日々の色彩閉ざされたシャッターの向かうから
こぼれてくるのは あたたかな誰かの笑ひ声
古い街灯のしたには 夕暮れのやうな人波がゆき
呼び交はす声が 優しく路地に満ち...

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寂れたシャッター街

さびしい色をした 鉄の扉がならんでゐる
昼のひかりも ここではとつくに色あせ
だれも訪れない うす暗い横丁のなかに
ただひとつ 冷たい風だけが 吹きぬけてゆく見あげれば 錆びついた看板のすきまから
ちひさな みかずきが そつと覗いてゐる
それは 遠いむかしに 忘れてきた
だれかの 優しいまなざしのや...

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夜更けの街にBetty Carter

それは まつたく ひとつの約束のやうに
紫いろの夜が 街をひたしてゆくとき
ひそやかに レコードの溝から こぼれおちる
Betty Carter あたたかくも 鋭い歌声は舗道の石に ちいさな水たまりをうかべ
街角のカフェの窓には おもひでの灯がともる
ぼくらは ただ 風のなかで立ちつくし
過ぎ去つた...

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河もにうつる夏の花火4


だれも知らない草の葉の
そのかそけき囁きのひびく処で
ぼくらはそっと息をひそめてゐた
夕闇のなかに風がそよぎだすのを遠い街のざわめきをよそに
ちひさな雲が夜の隅に迷ひこむ
きみの横顔はかすかに匂ひ
ぼくの心は千々に震へてゐたそのとき 静かな水のおもてに
ひとつのひかりが零(こぼ)れ落ちた
それは...

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