強運の持ち主/瀬尾 まいこ・・・★★★
カップルでやってきた「強運の持ち主」である彼を
別れさせて、あらゆる手段を使って手に入れた占い師の
主人公、嫌いになれない。何気ない日常の中にこそ、
幸せは隠れているのだなと感じさせてくれた。
徒然なるままに
強運の持ち主/瀬尾 まいこ・・・★★★
カップルでやってきた「強運の持ち主」である彼を
別れさせて、あらゆる手段を使って手に入れた占い師の
主人公、嫌いになれない。何気ない日常の中にこそ、
幸せは隠れているのだなと感じさせてくれた。
まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん・・・★★★★★
「だれかに必要とされるってことは、
だれかの希望になるってことだ」
先に読んだ「狂騒曲」が動だとしたら、静のイメージ。
ラストの主人公の独白が余韻を残し、じんわり心に
染みこんでくる。「番外地」を読むのが楽しみ。
冷静と情熱のあいだ -Rosso-/江国香織・・・★★★
辻仁成さんの-Blu-と読み比べ。結末はもうわかっているから、
どしっと構えてしっかり味わおうと読み始めると-Blu-より
読みやすくてよかった。ただ、10年間思い続けた相手が
どれだけ魅力的か伝わってこず、感情移入できなかった。
グラスホッパー/伊坂 幸太郎・・・★★★
「人は誰でも、死にたがっている。」すっきりしない読後感。
解説によると、伊坂作品初のハードボイルド小説だとか。
どうなる?どうなる?と筋を追う疾走感はたしかにあった。
人が死ぬのに意味だったり救いだったりを求めてしまうので、
どうも向いてなかったみたい。
まほろ駅前狂騒曲/三浦 しをん・・・★★★★★
「正しいと感じることをする。
でも、正しいと感じる自分が本当に正しいのか疑う」
正月に始まり大晦日に終わる。季節の移ろいゆくさまが
肌で感じられるように描写され、登場人物と共に一年を
過ごせたような気分。後半バスジャック(?)事件の渦中、
クスクスじゃ...