羊と鋼の森∥宮下 奈都・・・★★★★★
ピアノ調律師の成長物語。
「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ち
なんじゃないか。どんなことがあっても、そこから
離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。」
情熱を感じさせたかと思えば、読み進めるほどに彼らと同様、
感性が研ぎ澄...

>> 続きを読む

まほろ駅前番外地∥三浦 しをん・・・★★★★★
「怒りや不安は場面に応じてまだ抑えることができる。
　けれど、愛おしいと思う心だけはあふれでてしまう。」
この一言に尽きるかな。登場人物が好きすぎて、ページが
終わるのが寂しかった。文字通り、あふれでてしまって、
愛してる人に「愛してるよー！」って叫び...

>> 続きを読む

卒業 -雪月花殺人ゲーム-∥東野 圭吾・・・★★★★
雪月花殺人ゲームのトリックはそんなうまくいく？
と思ったけど、青春群像劇として楽しめた。

>> 続きを読む

むかしむかしあるところに、死体がありました。／青柳碧人
・・・★★★★★
「死にゆくときの気持ちなんて、生きている者には
そうそう伝わらないもんさ。」
タイトルだけで笑ってしまうのに中身は期待以上。
死体が出てくる日本昔ばなし。粒ぞろいの短編集。
「花咲か死者伝言」は語り手の犬がいじらしく、
「つる...

>> 続きを読む

葉桜の季節に君を想うということ／歌野晶午・・・★★★
叙述トリックは苦手。でも読んでしまう。
そしてまた、ガッツリだまされる。

>> 続きを読む