今日の夕食はイタリアン料理
今日は私のバースディ
彼が祝ってくれるのは
いったい何回目だろう
ワインを傾けて
ハッピーバースディを小声で歌う
ちょっと子供扱い
それもまたおもしろい
お料理は抜群
あなたと食べるから
弾む話も止まらない
私たちは恋人同士
人目にはそう見える
ワインで頬を赤...
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今日の夕食はイタリアン料理
今日は私のバースディ
彼が祝ってくれるのは
いったい何回目だろう
ワインを傾けて
ハッピーバースディを小声で歌う
ちょっと子供扱い
それもまたおもしろい
お料理は抜群
あなたと食べるから
弾む話も止まらない
私たちは恋人同士
人目にはそう見える
ワインで頬を赤...
部屋を暗くして
窓のカーテンを開けてみれば
高いこの部屋からは
町の明かりがきらり
そのままベランダで
秋の風に吹かれて
物思いにふける
たとえば恋のこととか
日曜日には彼と逢う
毎週末の恒例行事
でも長く続きすぎたそれは
一体どこに行くというのか
一歩踏み出す勇気がない
それだけのこと...
今夜は月が明るくて
夜道を照らす
二人で歩く夜が
後何日あるだろう
手を繋いで歩く
誰もいない狭い道
影を長く伸ばして
あなたの香りが心地いい
あなたがいなくなる
思いもしなかったこと
この思いは一方通行だったの
あなたの心は何処にあるの
キスもない
そんなの恋人じゃない
誰かがそうつぶ...
「ピンポ~ン」
ドアの呼び鈴が鳴る
玄関を開けてみると
濡れねずみのあなたがいた
今日約束はしてたけど
このひどい雨の中
行けないなぁと思った
メールも打たないで
「何できたの?」
「約束だろ?」
約束だって言っても
もの雨じゃ・・・
ごめんね
メールも打たないで
だから来たんだよね.....
「ねぇ、どっか行かない?」
友達が言う
「くよくよしないで、外に出よう」
彼女は私のことを知っている
ピリオドを打った私の恋
嬉しかった時も
ドキドキした時も
彼女が何でも聞いてくれた
でも
彼女には相変わらず彼がいて
そのことをちょっぴり恨めしく思える
自分が嫌になる
ありがとう
そん...