Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

盂蘭盆会に寄せて 鮮やかな色彩のソナタ

琥珀のやうな(こはくのやうな)夕暮れのひかりが
白樺の白い幹を あかく染め
小川の水は 青い硝子を敷くやうに
うす紫の野菊の影を 映して流れる瑠璃のやうな(るりのやうな)夜がひろがれば
ひっそりと かへつてくるなつかしい気配(けはい)よ
私はただ 黄金の風をきいてゐた
すぎて去つた日々の 甘い追憶の...

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盂蘭盆会に寄せて初秋の風と野菊の宿る辺に

初秋の風が(はつあきの風が) そっと吹き抜ければ
白樺の葉は かすかにそよぎ
小川のふちに 咲き残る野菊の
うす紫の花びらが しづかに揺れる夕暮れのなかを かへつてくる足音が
草をわける なつかしい気配(けはい)よ
私はただ 風のゆくへを見てゐた
すぎて去つた日々の 遠い面影を夜のしじまに ぽつり、...

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盂蘭盆会に寄せて 星の粒

白樺の(しらかばの)細い幹のあいだに
夕暮れは うす紫の影をのばす
小川のせせらぎは かすかな楽器のやうに
すぎてゆく時間を 歌ひつづけてゐるかえつてくる あのひとたちの足音が
草の葉をふむ やさしい気配(けはい)よ
私はただ 水の音をきいてゐた
消え去つた日々の 遠い約束を空のすみから しづかにこ...

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盂蘭盆会に寄せて

なつかしい足音が 草をわけ
かえつてくる 青い夜の気配(けはい)に
とほい空の 遠い星の粒(つぶ)が
しづかに こぼれやまぬひかりよお前はどこを歩いてきたのか
水の上を 風にのる白い翼(つばさ)よ
私はただ 窓をあけてまつてゐた
過ぎ去った日々の うすい影を草の葉に 露がおちるやうに
ひとしずくの ...

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月光と雨のセーヌ川

そっと窓をひらけば 夜のしずく
雨のなかに 青い月光がとけてゆく
セーヌの川面は 銀色にかがやきながら
僕のなくした時間を どこへ運んでゆくのだろうポン・ヌフのアーチのした あわく揺れる影
きみのさしかける傘の うつくしい丸みのなかで
僕はただ やさしいソナタを聴くように
言葉にならない旋律を 胸に...

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