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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

5月の終わりによせて2

青い光のなかを かすかに揺れて
風が僕の窓を たたきにくる
それはもう あの爽やかな5月ではなく
すこし重い 緑の匂いを帯びながら忘れてしまった歌を ひとつずつ
梢(こずえ)の葉が ひそやかに囁きあう
僕たちの過ごした いくつかの昼下がり
あれはすべて まぼろしの雲だったのか光のあわいに かすむ遠い...

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5月の終わりによせて

風は ひそやかに 光をたたんでいる
あんなに眩しかつたみどりの梢に
いまは しづかな翳(かげ)がより添ひ
ひとつの季節が その幕を閉じようとしている僕のてのひらに残された あたたかな記憶
おまへの髪を揺らした あの日のはじまりの風は
いつしか 遠い物語のやうに
かすかなざわめきとなって 消え去ってゆ...

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青い夜のための十四行詩

それは かつて私たちが語りあつた
ちひさな約束のやうに ひそやかで
私はひとつの涙の雫を
外套のポケットに そつと忍ばせてゐる風が吹いて 梢のあいだを通りすぎるとき
失はれた日々の うす紅色のパステル画が
追憶のなかで 優しく揺れるけれど
私はもう ふりむくことをやめよう窓のそとには ただ青い夜がひ...

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五月の小川に寄せて


光は こぼれる雲のすきまから
みどりの若葉の あわい手のひらに
ぼくらはそこへ ゆかうとしていた
まだだれも知らない 四月のあの森へいまや季節は 五月のあかるい扉をひらき
森の奥深く 光のしづくをあつめてゐる
おまへがそっと 指さしたその先に
青いまたたきを交はす 小さな小川のせせらぎⅡ
さらさ...

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春陽光の森によせて

光は こぼれる雲のすきまから
みどりの若葉の あわい手のひらに
ぼくらはそこへ ゆかうとしていた
まだだれも知らない 四月のその森へそよ風がひとしきり 梢(こずえ)をゆらせば
見えない小鳥の うたふ声がきこえる
おまへは小さな日傘を ひろげながら
ぼくのしづかな足音に 耳をすます夢みたものは あかる...

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