Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


お気入りの設定を表示しない。
お友達の設定を表示しない。

銀杏並木

今年も銀杏並木の季節が来た
カサカサと音を立てて
さらさらと降る銀杏を踏みしめて歩く


代々木公園の銀杏は
観光客で一杯だろう
それよりも少し外れた所に
目をはる銀杏の木がある


こんな風にぽつりと植わった銀杏は
誰も目がいかない
例えば図書館の端や
公園の片隅


私とあなたが行った時は
もう...

>> 続きを読む


電話のベル

雨がしとしとと降る
そんな夜を過ごす
あの人はどんな風に過ごしているだろう
携帯は鳴らない


こんな夜には
いつも長電話をしていた
雨音を聞きながら
いつもおしゃべりをしていた


間遠になった電話が
あなたの心をさしていた
今は誰と話しているの
私のことはどう思っているの


もう二股をかけるの...

>> 続きを読む


大輪の花火

空に咲く大輪の花
落ちてきそうな花弁
華やか色どり
一瞬の満開
夜闇を照らす


あなたと来た
たった一つの夜空の宴
人々の中であなたの笑顔も
明るく照らされた
子供の陽にはしゃいだ


あの日はなんだったのか
あなたにはあの人がいた
重なった愛の日々
あなたの気持ちがわからない
二つの道を歩いたな...

>> 続きを読む


線香花火

なぜだろう
こんなに悲しいのに
涙一つでない
悲しみにひったているのに


なぜだろう
顔さえ動かない
笑顔も悲しさも
表情に出ない


街を歩く
雑踏を歩く
笑い声の中に
私一人

別れたのは私
別れたのは彼
こう決まっていた
二人の愛

私は愛していた
彼も愛していた
なぜ別れたの
芝居通りの結...

>> 続きを読む


別れの足音

京都を訪れた私たち
縁切り寺の山門で立ち止まる
こんなはずじゃなかった
来たくなかったお寺


一緒に買ったお守りも
ここに埋めていこう
もう別れるのだから
もうつなげない手だから


山門をくぐって
本殿に向かう
こんなに悲しいのに
涙も出ないなんて


もうお別れ
あなたも黙って手を合わせる
何...

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.