貧相な語彙センチメンタル
- カテゴリ: 小説/詩
- 2026/09/22 15:28:29
Ⅰ. 液晶の玉座青白い光に照らされた顔
世界を知った気でいる、狭小な部屋の王
コピペされた孤独と、借り物の絶望を並べ
自分だけが特別だと、夜毎に溺れるお前の叫びは、誰の胸にも届かない
ただ、タイムラインの塵として消費され
乾いた「いいね」の数だけ
その安っぽい魂が、摩耗していくだけだⅡ. 肥大化した...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
Ⅰ. 液晶の玉座青白い光に照らされた顔
世界を知った気でいる、狭小な部屋の王
コピペされた孤独と、借り物の絶望を並べ
自分だけが特別だと、夜毎に溺れるお前の叫びは、誰の胸にも届かない
ただ、タイムラインの塵として消費され
乾いた「いいね」の数だけ
その安っぽい魂が、摩耗していくだけだⅡ. 肥大化した...
Ⅰ. 家畜の咆哮(ほうこう)言葉を持たぬお前は、ただの肉塊だ
誰かの使い古した定型句を貪り、吐き散らし
自分が悲劇の主人公であると盲信する狂態
お前の言う「孤独」や「絶望」など
そのへんの泥水よりも価値が低い語彙の餓死者よ、鏡を見るがいい
そこに映るのは、独自の思想など1ミリも持たず
ネットの汚物を...
Ⅰ. 記号の檻わずかな手札の、手垢のついた言葉
それすら正しく扱えず、ただ吠える
語彙の貧困は、思考の貧困そのもの
浅瀬で溺れるお前の「絶望」は
あまりにも軽すぎて、誰も見向きもしない言葉を知らぬ者は、己を知る術も持たない
ただ、誰かが吐き捨てた流行り病のフレーズを
自分の血肉だと勘違いして、悦に浸...
I. 青い手紙銀色の馬車が 夜の梢をすぎてゆく
誰も気づかない しづかな時刻(とき)に
窓をひらいて待つてゐる 僕のために
見知らぬ國の あおい手紙をたづさへてそれは君の まだ知らない物語
透明な記憶の底に 沈んでゐたもの
使者はそつと 机のうえにそれを置き
冷たい指先で 僕のまぶたを閉ぢてゆくあし...
かすかな青いひかりをあつめて
しづかに 夜の窓辺に降りたつものがある
それは遠い記憶のやうに
誰も知らない言葉を運んでくる君が昼のあいだに忘れてゐた
ちひさなため息や 傷ついてゐたこと
それらをすべて やさしい影につつみ
冷たい銀の指先で そつと撫でてくれる「ねむりなさい」と声がする
風の吹かない部...
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