さざ波が
寄せては引いて行く
黙ったまま
ただただ見つめている
何も言わないあなた
砂浜に濡れにないように
足跡を残しながら
そっと歩く
砂の城は
波に壊されてしまうけど
あなたへの想いは
決して壊れることはない
押し黙ったまま
私の手を引いてくれる
あなたの手のぬくもりが
心まで沁みと...
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さざ波が
寄せては引いて行く
黙ったまま
ただただ見つめている
何も言わないあなた
砂浜に濡れにないように
足跡を残しながら
そっと歩く
砂の城は
波に壊されてしまうけど
あなたへの想いは
決して壊れることはない
押し黙ったまま
私の手を引いてくれる
あなたの手のぬくもりが
心まで沁みと...
季節外れのバラが咲く
桃の花がつぼみを膨らませる
桜の木には小さな芽が
春はもうすぐそこ
心にあなたのことを
想う時はいつも
バラの花束を思い出す
深紅のバラにかすみそう
「何の花がいい?」
聞かれて私は戸惑った
それは私にではなくて
彼女へのものだから
なぜ私に聞くの
なぜ彼女は私の友...
今日はあなたの誕生日
小さなケーキを買って
ろうそくを灯して
部屋を暗くして
ハッピーバースディ
口ずさむ
赤いイチゴがろうそくに輝く
白いクリームが波うつ
ろうそくの火をじっと見つめながら
私 何してるんだろう
あなたがここにいるわけじゃないのに
ここに来るわけじゃないのに
ナイフを入...
「おはようございます」
「こんにちは」
あなたの声は
いつも明るかった
「髪、切ったんですか?」
「今日の髪型、いいですね」
あなたのその一言が
とてもうれしかった
私たちを隔てるのは
小さな薄い壁
窓口の向こう側とこちら側
銀行員とお客さま
毎日必ずやってっ来るあなたを
心待ちにしてい...
髪を短くしたのは
あなたのせいじゃない
でも鏡に映った私を見た時
何だか悲しくなった
風になびく髪も
さらさらと音もたてず
肩に手を当てても
そこには過去の私はいない
恋が愛に変わらなかった
その瞬間
私はどうしていただろう
心は鬱ろのまま
変わりたかった
変えたかった
今の自分が悲しか...