いつだったろう
あの雨の日
ビルの片隅で雨宿り
そんな出合いだった
「なかなか止みませんね」
「会議に遅れちゃうな」
少し話をして
アドレスの交換をした
「機会があったら会いましょう」
そんな機会は来るのか
そう疑う私
素直じゃない
やっと雨が止んで
それぞれに分かれて行く
「じゃあまた...
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いつだったろう
あの雨の日
ビルの片隅で雨宿り
そんな出合いだった
「なかなか止みませんね」
「会議に遅れちゃうな」
少し話をして
アドレスの交換をした
「機会があったら会いましょう」
そんな機会は来るのか
そう疑う私
素直じゃない
やっと雨が止んで
それぞれに分かれて行く
「じゃあまた...
好きという言葉が
何で出ないんだろう
こんなに胸が高鳴るのに
何で声が出ないんだろう
あなたが好き
あなたの笑顔が好き
あなたのすべてが好き
だから私に振り向いて
もしも私を見てくれたら
どんな表情をすることだろう
でもそんなことはない
だって私一人のあなたじゃない
人を好きになるってど...
三つ指ついて
両親に挨拶
するはずだったのに
「早く行きなさい」と母の声
昨日塗った
ほんのりピンクのマニュキア
ういういらしくて
そっとほほ笑む
美容室でお化粧をして
オーガンジーで作られた袖に手を通し
花がちりばめられたドレスを着て
髪を結って
手袋に手を通す
丸い白い花束
この日を...
夕暮れがやがて暗くなっていく
電気もつけずに暗がりの中で
膝を抱えて部屋の片隅で
あなたのことを考える
この部屋を
出て行ったあなた
狭かったはずのこの部屋
今は広く感じる
鍵を渡された時
悲しかった
追い求めたかった
でももう帰らない
楽しいことも
喧嘩したことも
この部屋はみんな
見...
昨日見た夢は
何だったのだろうか
あなたと肩寄せ合い
歩いた緑の道
正夢になることはない
あなたは彼女のもの
だってあんなに中がいいもの
いつだって一緒だもの
新緑がきれいな道
君と歩きたい
肩寄せ合って
どこまでもどこまでも
君は誤解してないだろうか
僕が彼女といることを
彼女の彼は
...