真夜中の雨音
目が覚めて眠れなくなった
ベッドを抜け出して
熱いコーヒーを入れる
ぼんやりと座って
コーヒーを飲む
あの日もこんな雨だった
そんなことを思い出しながら
向かい合わせで座るカフェ
静かに時が流れる
もう話すことはないというように
あなたは立って行った
コーヒーが冷めていく
...
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真夜中の雨音
目が覚めて眠れなくなった
ベッドを抜け出して
熱いコーヒーを入れる
ぼんやりと座って
コーヒーを飲む
あの日もこんな雨だった
そんなことを思い出しながら
向かい合わせで座るカフェ
静かに時が流れる
もう話すことはないというように
あなたは立って行った
コーヒーが冷めていく
...
いつものカフェに座れば
あなたが入ってきて
私の向かいにわって
笑顔で注文をする
今日はあなたと会った記念日
そんなことは覚えていないだろう
何くれとない会話
そうして時間は流れて行く
いとしかったあなた
いつもいてくれることが
なによりうれしかった
記念日なんて覚えてくれなくても
タバ...
ファミリーレストランの一角で
窓から外を見る
まわりはおしゃべりの渦の中
そこここに点在する一人の客
彼らは何を考えているのだろうか
仕事をしている人もいる
本を読んでいる人もいる
ぼんやりとした人もいる
お代りのコーヒーを頼んで
窓の外を見続ける
あなたが来るんじゃないかと思って
走って来...
あなたのと同じ車を見た
あの頃はよくドライブに行った
口数の少ないあなた
ただエンジンの音が静けさを破る
海を見るのが好きだった
海岸線を走れば
ふと車を止めて
潮風に吹かれた
行く先もない
あてなどないドライブ
そんなあなたに
ついて行きたかった
今はどうしているの
あのシートには誰が...
CDから流れる音楽
あなたの好きだった曲
何度も何度も繰り返す
あなたの姿を思い出しながら
こんな風に
まだあなたのことを
忘れられない
心の奥に深く
あなたとの最後の日も
この曲が流れていた
最後に送ってもらった
駅までのドライブ
別れたくなかった
車を降りたくなかった
隣のシートに座...