雨の夕暮れ時は
夕日が顔を出さない
沈んで行く太陽を
見ていたかったのに
今日は1日休みを取って
あてのない旅をしてきた
電車の車窓には
同じ景色が見えるだけ
それはあなたの面影
抑えきれない理由を持って
故郷に帰って行ったあなた
私は後を追えなかった
追いたかった
追いたかった
でも追...
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雨の夕暮れ時は
夕日が顔を出さない
沈んで行く太陽を
見ていたかったのに
今日は1日休みを取って
あてのない旅をしてきた
電車の車窓には
同じ景色が見えるだけ
それはあなたの面影
抑えきれない理由を持って
故郷に帰って行ったあなた
私は後を追えなかった
追いたかった
追いたかった
でも追...
カフェの張り出した席に座って
とりすぎる人を見ていた時に
友達に声をかけられた
結婚した彼と二人連れで
結婚退職をした彼女
幸せそうな笑顔を見た時に
ちょっと胸が痛んだ
でも笑顔で答えた私
彼とは今は同じ職場
声を交わす機会も多いけど
もう彼女の物
私が好きだったなんて二人は知らない
「...
夕暮れ時の駅で
あなたの帰りを待つ
もういないことを自分に言い聞かせながら
ふらつく心を抱える
明日も雨と
テレビのニュースが言う
濡れた傘はまだ乾かない
水滴が流れている
濡れた傘を持ったまま
改札を見つめる
もう出てこないあなた
わかっていたはずなのに
「雨男ね」
「雨女だよ」
そん...
「大人の恋がしたいな」って
言ってたあなた
私との恋は
子供のじゃれあいだったの
友だち同士からボーイフレンドに
なったあなただったけど
いつしか私の中では
恋人になっていった
ただのガールフレンドの私
あなたの中ではそのくらいの存在
気楽な付き合いでしか
私たちではなかったの
ただの妹...
梅雨時の空は機嫌が悪い
時折強く降って
足元を濡らす
傘では支えきれなくて
最近は雨宿りをするところも少なくて
屋根下を探してうろつけば
同じように探し出したあなたがいた
空を見上げながら
偶然だろうか
いつも同じ駅で降りたあなた
その横顔のまなざしは
じっと暗い外を見ていた
声もかけら...