Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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嵐の夜

それは嵐のような夜だった
吹きすさぶ風のように私の中に
あなたが舞い込んできたのは
突然の出来事に
うろたえている私がいた


あなたの心の激しさに
予感のようなものを感じた
これが恋の始まりなのか
あなたには近寄りがたかったけれど
心があなたを求めていた


この想いが何時か
あなたに伝わるなんて...

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幻影の中で

段々と日暮れが早くなる
それは秋の訪れを告げる
まだまだ太陽は眩しいけれど
夏の花も黄昏がやってきて
季節の変わり目を教えてくれる


部屋に花を飾って
明るさを取り戻す日曜日
誰に見せるわけじゃなくて
あなたに見せたかった


花が好きだったあなた
二人で植物園に行って
夏の花を見ていた
高く高く...

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影を追って

携帯でメールを送る
彼からの返事はない
ううん 返事がないのではなく
届かなかったメール
もう私のことなど忘れて


仕方のないこと
もう私の彼じゃない
いっそのこと片想いでいたかった
こんなに悲しい想いをすることなかったのに
こんなにいとおしく思ったりしなかったのに


もう会えないと知っていて
...

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悲しみの空間

二人が愛しすぎると
そこには破局が待っていたなんて
誰が想像しただろうか
そんなことを知っていたなら
あなたを束縛なんてしなかったのに


いつだってあなたは
私のことを見ていると信じていた
いつだって いつだって
私の方だけを
見ていると信じていた


私もそうだった
誰とも目を合わさないままに
...

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アジアンタム

二人で買ったアジアンタムを
枯らしてしまった
「水が好きだから、あげてくださいね」
そう店員さんに言われたのに
すっかり忘れてしまって


心があなたばかりにいっていて
あなたを追いかけることばかり考えていて
部屋のことなんて忘れていて
自分が一番悲しいと思い込んで
でもあなたも悲しかったのに


...

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