Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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巣立ち

今日は私の卒業式
今 私はあなたから巣立っていく
見送る人はいないけれど
もう帰ることのないあなたの胸を
ぬくもりを私は忘れない


いつか決まっていた今日
恋をしていたのは私一人
あなたにはただの妹でしかなかった
世話をしなきゃならない幼子だった
よちよち歩きだった今までだけど


今は一人の大人...

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旅立ち

きっとあなたはそこにいる
待ち合わせの場所に
待ち合わせの時間に
でも私は行かない
あなたを取り残してしまう


もう一度顔が見たかった
もう一度話がしたかった
なのにそれを捨てたのは
私の過ち
訳をあなたは知らない


遠くに行ってしまうこの身を
あなたの側に置くことはできない
さよならが言えなく...

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秋雨の別れ

夏の終わりの雨は
静かに静かに降って
傘をしっぽりと濡らして
小さなしずくとなって
小さな小さな水たまりとなる


水たまりを避けるように
歩いていた私達だったけど
どこかではまっていた
足元を濡らして
悲しみの雨にぬれて


晴れ間さえ見えない
垂れこめた黒い雲の下で
もう晴れの予測さえできない
...

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夏の忘れもの

甘い旋律に乗って
だたよう香りは
君がつけていた香水の香り
まだここに残している


メロディに乗りながら
心は遠くに飛んでいる
君と見たあの空に咲いた
火花の美しさが思い出される


君を失って 僕は
はかない花の命のように
静かに静かに咲いている
今はもう萎れかかっているかのように


花火の季...

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終わりに

ライブの後に
最終電車を逃して
あなたの部屋に泊まったわね
初めてのあなたの部屋
夜が明けるまで話したわね


映画の後に
泣きはらした私の目を
眺めてあなたは
少し笑ったわね
なんだか頭にきっちゃった


空港で飛び立つ飛行機を見て
遠い国を思ったわね
いつか二人で行けるといいねって
思い描いたわ...

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