数秒間の違いで
眩しい光が見えて
あなたのことがもう
過去になっていく
いくら追っても
すがりついても
無駄な事だから
泣きもしなかった私
街に落ち葉が舞い散る頃
二人違う道を選んだ私達
本当は別れたくなかった
でももう一緒には歩いて行けなかった
想いは積もり積もるばかりで
忘れるなんて...
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数秒間の違いで
眩しい光が見えて
あなたのことがもう
過去になっていく
いくら追っても
すがりついても
無駄な事だから
泣きもしなかった私
街に落ち葉が舞い散る頃
二人違う道を選んだ私達
本当は別れたくなかった
でももう一緒には歩いて行けなかった
想いは積もり積もるばかりで
忘れるなんて...
今年に別れを告げる
最後の鐘がなる
あなたと二人で聞きたかった
長く長くのびる響き
でも今は一人
最後の朝を迎えた
今日はどんな日だったろう
もう迎えられない朝だと思っていたのに
時間は過ぎていく
私にお構いなしに
陰に隠れたかった
暗い暗い陰に
別れを告げた日なんて
思い出したくなかった
で...
一緒に訪ねた神社
あれはいつの年だったろう
随分と遠い日のような気がする
もうすぐ一年がたつというのに
もっと遠い気がする
二人でお祈りしたのは
どんなことだったのだろう
話すと願いが叶わないと
言ったのは誰だったのだろう
だから二人内緒にしていた
あなたは何を願ったのだろう
私の願いはかな...
明日からのお休み
どこに行こうか
一人で過ごす冬の日は
何だかポツンと寂しくて
人恋しくなる
街を出歩いてみても
年始の準備に大にぎわい
そんな気持ちにもなれなくて
ただ時間がすぎる時さえ
砂時計のように落ちていく
もう一人は嫌だけど
あなたと過ごした日々を思い出す
寒い道を方寄せ合って
い...
ジングルベルが
街を賑やかにする中で
明かりを避けるように
歩くのはなぜ
皆笑顔でいるのに
カフェに入って
取りだす小さな箱
あの時あなたにもらった
小さな真珠のついた
ブローチが光る
二人で行ったアクセサリーのお店
なるべく安いものを選んだ私に
「気にしないくていいんだよ」
そっと呟いてく...