Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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封印

大切にしていた心の鍵を
こじ開けてしまったのは誰
そこにはどんな風景があったのだろう
見ることさえもできないで
ただ扉の陰に隠れる


どうして開いてしまったのだろう
そこには取り出すものもなくて
光もささないまま
北風が吹くだけで
春の訪れなんて見えやしない


開けたくなかったのだろう
何かが壊...

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北の町で

すれ違いの恋が終わったころに
北の町にやってきた
そこにはまだ春の気配もなくて
私の心を包んでくれる


こんなんじゃいけないと思っていた
いつかその日が来ると思っていた
二人会う時間を大切にしたかったのに
「もう終わろう」と言ったあなた


どうすればよかったんだろう
あなたを繋ぎとめておくには
...

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桜葉

満開の桜が終わる頃
新しい葉が芽吹く頃
私達の恋が終わった
そう それは去年の今頃
誰がそれを知っていたのだろうか


心はまだあなたを追っているけれど
お構いなしに月日は過ぎて
周りの風景も変わった
あなたといった桜林には
まだ行けないでいるけれど


ねぇ 告白されたの
あなたは知っているだろう...

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「ひっそりと咲いている1本の桜がいい」って
あなたは言っていたわね
そんな桜を探して
あちこちと探したけれど
なかなか見つからなくて


「そんな桜の木を一人占めしたい」って
あなたは言っていたわね
騒がしい公園の桜より
なによりきれいでしょうね
そんな木の下にいたかった


まだ小寒い木の下で
あ...

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涙の芽吹き

裂けることのない二人
そう信じていた私達だった
でも 離れてしまったのは
北風のせいだろうか
それとも時の流れのせいだったのか


諦めるにはまだ早すぎて
思い出にするには近すぎて
永遠になるはずだったのに
この手のひらにはもう
あなたのぬくもりさえ残らない


偽りなんかじゃなった
いつも前を向い...

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