春らしくない雨続き
そういえばあの日も
こんな雨の日だった
別れの言葉を交わした
人気のないカフェで
「帰るよ」
そんな一言を残して
去っていくあなたを見送った
何も言えないままに
受け入れられない私がいた
ついこの間まで
春をめでた二人だったのに
あれは嘘だったの
疑いたくないけど
そうだ...
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春らしくない雨続き
そういえばあの日も
こんな雨の日だった
別れの言葉を交わした
人気のないカフェで
「帰るよ」
そんな一言を残して
去っていくあなたを見送った
何も言えないままに
受け入れられない私がいた
ついこの間まで
春をめでた二人だったのに
あれは嘘だったの
疑いたくないけど
そうだ...
木々が美しく芽吹くころ
車を走らせて森に行く
そこには二人の思い出の場所が
いつまでも変わらぬ姿で
迎えてくれる
車を降りて林に入る
まだ冷たい空気の中を
暖かさを待つように
ひっそりとつぼみがついて
花咲く季節を待っている
二人の間に花咲く頃は
一シーズンしかなかった
傷ついた心を持つ者同...
「こんなはずじゃなかったのに」
あなたは言ったわね
じゃあ どんな明日を見ていたの
あなたより驚いている
私がいるというのに
次第に別れて行った心は
もう取り戻せなくて
あなたは背中を向けて行ったわね
隣にはもう
私はいないんだわ
二人は一体なのにを
夢見ていたんだろう
それは夢でしかなくっ...
もう会えない
そんなことは分かっている
自分に言い聞かせてきた
それなのに
まだ手はあなたを追い求めている
暖かだったあなたの手
つないだそれには二人の想いが
流れているはずだったのに
どうしたんだろう
離れてしまった今は
お互いに気づいていた
長すぎた春の日々に
いつかひびが入ることを
で...
たった一人で行くコンサート
いつもは二人一緒で
乗り損ねた電車のホームで
二人で笑っちゃって
そのままホテルにお泊り
いつも笑わせてくれた
いつも明るかった
でも それに疲れたのか
言葉が少なくなっていって
笑顔も遠くなっていった
何が悪かったんだろう
何がいけなかったんだろう
自問してみる...