すこしつめたい風が吹いてくる
木の葉のあひだから うすい光がもれて
それはまるで しづかな だれかのささやき
草のうへに やさしく影をおとすゆふぐれは いつもみじかく過ぎて
けふのおもひでを どこかへつれてゆく
ぼくはただ ひとつの切りかぶにすはり
古びた歌を ひとりくちずさむねぐらへかへる 鳥の羽...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
すこしつめたい風が吹いてくる
木の葉のあひだから うすい光がもれて
それはまるで しづかな だれかのささやき
草のうへに やさしく影をおとすゆふぐれは いつもみじかく過ぎて
けふのおもひでを どこかへつれてゆく
ぼくはただ ひとつの切りかぶにすはり
古びた歌を ひとりくちずさむねぐらへかへる 鳥の羽...
すこしつめたい風が吹いてくる
木の葉のあいだから うすい光がもれて
それはまるで だれかのしずかなささやきのやうに
草のうえに やさしく影をおとすゆふぐれは いつもみじかく
きやうのやさしいおもひでを どこかへつれてゆきさうだ
ぼくはただ すわつてゐる ひとつの切りかぶに
過ぎ去った日の 古びた歌を...
午前二時
街の灯りが海に溶ける頃
俺は最後の煙草に火をつけた
湿った潮風が
肺の奥の傷口をちくりと刺す「行かないで」と
引き留めるような甘い台詞は
この港の霧笛がかき消した
最初から
俺の行く先を知る者は誰もいないコートの襟を立て
夜霧のなかへ一歩を踏み出す
背後で波が
すべてを洗い流すように嗤って...
「絶望」だの「愛」「孤独」だのといった劇薬を、お前たちはまるで調味料のように軽々しく振り撒く。
辞書から適当に拾い集めたような耳ざわりのいいフレーズ。
それが「詩」だとでも思い込んでいるのなら、お笑い草だ。インクの匂いすらしないデジタルな戦場で、
自分の傷口を綺麗にラッピングして出品する。
いいねの...
画面の向こうで、顔も知らない連中が「親友」のスタンプを押し合っている。
タイムラインに並ぶ、文字だけの安っぽい絆。
いいねの数でしか測れない関係など、硝煙の匂いすらしないただの電子のゴミ屑だ。記号化された「共感」という名の、温い泥水の掛け合い。
互いの傷口を優しく撫で合うふりをしながら、
その実は、...
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