たま~に、本屋さんとか図書館とかで「これは絶対面白いやつ!」ってカンが働く時あるよね。
それで先日図書館で借りたのがギルバート・アデアの「閉じた本」。主な登場人物は二人だけ。どちらも、得体の知れないイヤな雰囲気。
真綿で首をゆっくりしめつけられるような、気付いた時には手遅れ感。わたしには珍しく2日で...
たま~に、本屋さんとか図書館とかで「これは絶対面白いやつ!」ってカンが働く時あるよね。
それで先日図書館で借りたのがギルバート・アデアの「閉じた本」。主な登場人物は二人だけ。どちらも、得体の知れないイヤな雰囲気。
真綿で首をゆっくりしめつけられるような、気付いた時には手遅れ感。わたしには珍しく2日で...
逃げる猫 その町では、毎週日曜日になると、教会から猫が逃げ出した。 最初は一匹だった。 灰色の猫が、朝の礼拝が始まると同時に、教会の裏口からするりと抜け出した。誰かが捕まえようとしたが、猫は石畳の路地を走り、角を曲がると、まるで最初からそこにいなかったように消えた。 翌週は三匹だった。 その次は七匹...
福井爽人のエッセイと詩の本「紫の雨」を図書館から借りて読んでいる。
彼の描く日本画は色と線で語る詩のよう。先日の展示会では彼の書いた詩も一遍、紹介されていた。大空を飛ぶ鳥が最期を迎えた時の詩。胸に迫るものがあった。
福井爽人はわたしの母と同年代で80代後半。「紫の雨」で語られる彼の思い出は、母が若か...
米澤穂信氏の小説「黒牢城」を読んだ。
久しぶりに読後余韻にどっぷり漬かりたくなる小説だった。
主人公は織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠もる荒木村重。彼が何故、織田に戦いを挑んだかは物語が進むにつれ明らかになるがこの小説の重心はそこではない。
堅牢で巨大な城の主である村重が次々に直面する不穏な出来事...
昨日、探し物をしている時に思いがけず失くしたと思っていた本を見つけた。倉橋由美子の「幻想絵画館」。
懐かしくて再読。主人公は聡明な14歳の少年慧君。彼はネット上に「空想動物園」「冥界通信会」「幻想絵画館」「淫夢交歓会」「タナトス学会」などなどの掲示板を運営し会員との交流を楽しんでいる。
この小説の発...