Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

原罪 -Original Sin-

誰もいないバーのカウンター
氷が溶ける音だけが、
静寂を汚していく。朝になれば、
この街はまた、
正義の仮面を被って目を覚ます。けれど、俺の掌には、
昔、泥を払った時の手触りが
冷たく残っている。誰も知らない。
俺自身も、思い出したくない。
ただ、胸の奥の古い傷が、
雨の前に疼くだけだ。救済なんて、...

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硝子の要塞

都市(からだ)の防衛網は、すでにガタがきている。
エントランスの監視員(はっけっきゅう)は、かつての半分も残っちゃいない。
あとの連中は、昨日までの激務に嫌気がさして
予告もなしにどこかの闇へ消えちまった。赤い川の流れは相変わらずだが、
街を守る警備車両のサイレンは、もうどこからも聞こえない。
かつ...

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硝子の夜

よるのとばりがおりるとき
街は安物のタキシードを羽織る
ネオンの飛沫がアスファルトを叩き
誰かのついた嘘が、水溜まりに溶けていくバーボンの琥珀色は、裏切りの味がした
カウンターの隅、使い古された孤独を
灰皿に押しつけて、俺はただ煙を吐き出す
煙(スモーク)の向こう側、かつての面影が揺れた追う者と、追...

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影の輪郭

よるのとばりがおりるとき
世界はモノクロームの嘘をつき始める
街灯の淡い光が、剥がれかけた魂を照らし
俺は使い古したライターの火で、現実を炙り出す拳(こぶし)を固める必要はない
ただ、沈黙の重みに耐えられればいい
路地裏に捨てられた約束が、風に転がり
誰にも届かない叫びが、路面(ロード)に染み込んで...

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標なき航路

北風が街の汚れを浚(さら)っていく
代わりに運んできたのは 塩の香りと
どこか遠くで鳴り響く 重い霧笛の残響だ視界を奪うほどの深い白
一歩先が崖か あるいは地獄か
そんなことは この波止場じゃ誰も気にしちゃいない「生きてる」なんて実感は
吐き出した煙草の煙が 風に散るその瞬間にしかない
手の中に残っ...

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