追われるのではなく…。
- カテゴリ: 人生
- 2010/08/05 00:49:49
『借りぐらしのアリエッティ』といい、
宮部みゆきの『火車』といい、
この夏、私は、
住み慣れたところを
追われていく人々の話に触れている。
でも、
ただ流されていくのではなく、
一つの意思を持って、
次の場所へと踏み出していく人たち。
そんな人たちの話を、
スクリーンで見、
そして、
活字の中に...
これは、ニコットタウンに現れた安寿の仮想ブログです。
『借りぐらしのアリエッティ』といい、
宮部みゆきの『火車』といい、
この夏、私は、
住み慣れたところを
追われていく人々の話に触れている。
でも、
ただ流されていくのではなく、
一つの意思を持って、
次の場所へと踏み出していく人たち。
そんな人たちの話を、
スクリーンで見、
そして、
活字の中に...
お盆が終わりました。
なぜか私は
死者と一緒に過ごすことが好きです。
静かで優しい人たちだから。
灯籠の明かりも、
ろうそくの明かりも、
死者が乗ってくる馬も、
帰りに乗る牛も、
好きです。
みんなみんな優しいから。
生きていると、こうはいかない(笑)。
また、来年、いらしてくださいな。
七夕が終わると
もうすぐお盆の季節…
私は死者と一緒に過ごす時間が好きだったりする。
私自身が死者のようなものだとも思う。
私がSF小説『ソラリス』を愛するのも、
それが幻たちの交歓を描くからだろう。
いない人に向かって静かに語りかける。
そういう優しさが私は好きです。
ニコタが
夏モードになって、
強い日差しが射し込んだり、
道が照り返したりするようになりました。
きつい夏です。
きつさが美しさを伴うなら、
私はこのきつい夏を、
どこまでも歩いて行くと思います。
遠くの積乱雲が目標です。
今日は、いやな夢を見てしまった。
私の本質を突くような夢…。
私は何ものでもない。
何一つまともな仕事をしていない。
誰からも愛されていない。
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