現実世界と平行して
仮想世界に暮らしてる
試行錯誤は
どちらも同じ
重ね合わせた歳月に
抱えた情緒を語り合う
暮らしが豊かになるように
心が豊かになるように
祈りを込めてお祝いの
言葉を紡ぐ季節の初め
現実世界と平行して
仮想世界に暮らしてる
試行錯誤は
どちらも同じ
重ね合わせた歳月に
抱えた情緒を語り合う
暮らしが豊かになるように
心が豊かになるように
祈りを込めてお祝いの
言葉を紡ぐ季節の初め
明日の天気はどうかしら
ちょっと気掛かり残しつつ
額に汗して荷物をはこぶ
年に一度のことだから
多少バタバタ慌しくも
やっぱりどこか楽しみで
右に左に走りつつ
去年の記憶を辿りつつ
綺麗に仕上げた飾りを見れば
今年も季節になったと思う
夏の祭りの前の晩
しろいものが
おともなく
しんしんとおりる
まどのそと
つもるには
はやいけれど
ふうけいは
ただひたすら
いっしょくに
そまってゆく
ことしもまた
おとずれて
としのうつりを
しめしてゆく
明け方に広がる雲が
雨を降らせるとは限らないように
晴れ渡る夕暮れも
翌日の晴天を約束はしない
何気なく通り過ぎれば
気に留めることがなく
こちらに都合のあるときは
妙に気に懸かかる
天候に恵まれたと
そんな風に感じられたなら
畏敬の念をもって
共に暮らせるかもし...
はらりと舞う
柔らかな風と共に
それは木々からの
季節を告げる手紙
溌剌とした
濃い緑から
いつしか姿を変えた
眩しさの黄色に橙
段々に深く積もり
辺りを温かに染める
冷気の残る
明け方の庭先で