Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

ストロベリームーンの森3

花はかおりをはなち 鳥はまたねむりにつく
すべてがひとつの幸福な記憶のなかへ沈むとき
私のこころも あなたの影のなかにとけてゆくけれども 夜はあまりにも深く
月の光は 冷たい涙のように
私の手のひらのうえで ただ白く凍えている
あなたはもう どこにもいないのだと
風が耳もとで 何度もささやきつづける...

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深夜二時

街灯が、濡れた黒いアスファルトに、冷たい光を撥ね返す。
深夜二時。
トレンチコートの襟を立て、歩みを進める。
この街の雨は、いつだって容赦なく、すべてを等しく冷え切らせる。チェット・ベイカーの喇叭が、
闇の奥から、低く、重く、這い寄ってくる。
そこには、温かい情愛も、感傷的な涙もない。
非情な現実の...

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静寂の終幕

レコードの音が消え、最後の針の音が響く。
夜はもう、十分に深まった。窓の外では、冷たい雨が街を洗い流している。
薄っペらい文章も、見え透いた偽善も、
すべては闇の底へと沈み、消え去った。手元に残ったのは、空になったグラスと、
誰にも汚されることのない、確かな静寂だけだ。語るべきことは、もう何もない。...

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始まりの水平線

星の海が
ゆっくりと、東の空から溶けていく紺碧だった世界の境界線が
淡い灰色へ、そして
冷たい琥珀色へと、その表情を変えていく凍りつくような夜を
 確かに 生き抜いた誰の言葉にも 頼らず
誰の指針にも 従わず
ただ、 ここまで歩いてきた水平線の向こうから
一筋の 光が
波の背を 鋭く 貫い...

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葉桜の灯

ああ、それなのに。すべてを激しく呪い、すべてをぶち壊して泥の海の底へ沈んでしまおうと、あれほどまでに身悶え、のたうち回っていたはずの私の胸のなかに、今はただ、驚くほどに静かな、ひやりとした風が吹き抜けているばかりなのです。狂気も、怒りも、そして彼らへの激しい憎悪さえも、夕暮れの潮が引くように、音もな...

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