2011.8.5.思いがけず
- カテゴリ: 日記
- 2011/08/06 11:28:45
大きな通りを抜けると
田園が広がった
少し入り組んだ道が
町並みの歴史を思わせる
高い建物の無い風景に
空と大地が一つになると
淡い夕陽を携えて
草木が風に揺られている
どこか懐かしい
そんな風景に
日常を抜け出して
心は飛躍する
大きな通りを抜けると
田園が広がった
少し入り組んだ道が
町並みの歴史を思わせる
高い建物の無い風景に
空と大地が一つになると
淡い夕陽を携えて
草木が風に揺られている
どこか懐かしい
そんな風景に
日常を抜け出して
心は飛躍する
淡い黄色に頬を染め
段々に空に溶け込んで
笑ったような色をして
ぽっかり空に浮かんでる
透き通るほど暗い夜を
仄かに照らす欠けた月
見つめる瞳に呼びかけて
遥かに視線を巡らせる
抜けるように広い
晴天に向かい
若い葉を蓄えて
真っ直ぐに伸びる大銀杏
見上げればどこまでも
あおい世界が聳え
爽やかな眩しさに
全体が満たされる
雨の舞う道を
ゆっくりと進んでいく
音も無く降りて
夏草を湿らせるそれは
一瞬の陽射しに
僅かに影を残すと
何事もなかったかのように
そっと空に消えてゆく
気紛れなお天気の
昼下がりの町で
うっすらと雲の掛かる
明け方の窓の外から
シーシーシーシー
ひっきりなしに聞こえてくる
それは夏の風物詩
季節の移り変わりを
耳の奥に刻み付けて
あたり一面を
一定のリズムに染め上げる
振り返ればきっと
それはいっときのこと
けれども永遠のように
音は響...