2011.8.31.山の向こうに
- カテゴリ: 日記
- 2011/09/01 05:37:58
早朝の
冷たい空気の中を
そっと走り抜けて
柔らかに照らす
姿は
まだ見せないけれど
赤く漂う光で
辺りの空を染める
眩しさに変わる
その少し前
ゆっくりと昇りながら
夜明けを告げる
早朝の
冷たい空気の中を
そっと走り抜けて
柔らかに照らす
姿は
まだ見せないけれど
赤く漂う光で
辺りの空を染める
眩しさに変わる
その少し前
ゆっくりと昇りながら
夜明けを告げる
厚紙を切って
型をとり
画用紙と
フェルトを切り抜いた
去年拾ったドングリを
今年の写真にそっと添え
先取るには早いかな
次の景色を描き出す
間もなく迎える新学期
どんな顔して来るのかな
子どもの姿を思いつつ
願いを込めて張り替えて
夏の終わりに出来上が...
蚊を掃いつつ
汗を吹き
ザクザク鳴らす
鎌の音
朝の冷気が掃われて
空の陽射しが強まる頃に
足元の土が
ようやく見える
勢いの良い草達と
畑に根を挿す作物と
どうにか上手く
お互いに
棲み分けられないものだろう
勝手な理屈を並べる傍で
草むら求めて次...
町に向かう
田舎の駅
発車を待つ
旅行客
沢山の
荷物を抱え
お喋りを
楽しむ
降りてくる
乗客は
この町を
楽しみに
駅で待つ
人々は
土産話を
楽しみに
いっときを
行き交う
見も知らぬ
旅人の
互いの記憶に残る
同じ時間
...
朝日には少し早く
冷気の漂う道
眼下を走る川は
雲海に包まれ
荒々しい岩々が
その隙間に垣間見える
行く先を見上げれば
早朝の山々
全身に霞を蓄え
厳かな印象を与える