日記 | アストンさんの日記

青空の

気配の残る

明るさと

暗さの間

うっすらと

顔を出すのは

淡い色合いの

白い輪郭

金色に輝くよりも

数段大きな姿で

西の空へ

太陽を見送り

東の空に

ゆっくりとのぼる

心地良い空気

柔らかな日差し

ゆっくりと眠りに就いた日は

大概穏やかに目が覚める

家族と過ごした家の

風通しの良い部屋は

以前からそうであったように

今でも心が安らぐ

目まぐるしく過ぎる

忙しなさの日々を

少し離れた場所から

眺める余裕ができると

不思議と元...

チケットがあるからと

ちょっと寄り道

お店の駐車場に

小さな屋台が開いてる

お休みに合わせた

ささやかな企画に

ご近所の方だろうか

連れ立って出かけたご家族たちが

列をなして賑わっている

普段のお仕事と

少し色合いを変えて

お互いに笑顔になれる

そんな演出

...

空が白み

山の影が浮き上がる頃

虫の音は緩やかに

目覚めのときを伝える

不意に射しこむのは

柔らかな赤い光

色合いと共に

世界を温かに染める

風に乗って

過ぎ去った雨雲の

残していった

霧のような小雨

次第に雨音が遠ざけば

灰色の掛かった世界が

少しずつその色を変える

眩しさに気が付けば

空は晴れ渡り

視界一杯が

ただ一色に染まる

アストンのつぶやき