2011.12.13.夜明けの月
- カテゴリ: 日記
- 2011/12/14 05:43:11
白い光を携えて
ぽっかり丸く浮かぶのは
今日と言う日の始まりを
告げる朝日のまどろみが
静かに解けて覚めるのを
優しく照らす為だろか
青味掛かった明け方の
眠った木立の遥かな上に
澄んだ水色蓄えて
たゆたう空の海の中
夜の名残を惜しむよに
静かに笑って佇んで
...
白い光を携えて
ぽっかり丸く浮かぶのは
今日と言う日の始まりを
告げる朝日のまどろみが
静かに解けて覚めるのを
優しく照らす為だろか
青味掛かった明け方の
眠った木立の遥かな上に
澄んだ水色蓄えて
たゆたう空の海の中
夜の名残を惜しむよに
静かに笑って佇んで
...
夜の間は
うっそうと
影の色をして
月の下に
一夜明ければ
本来の
濃い緑を
通り越して
昇り来る
朝日と同じに
赤みがさす
橙の
穏やかな
光と共に
静かにそっと
夜明けを見守る
木々の色合いは
秋
日に映えて鮮やかに
眩しくも柔らかい
山は黄や赤を纏い
全体を調和させ
澄み渡る空の下
今の季節を語る
冷たい風さえも
心地よく受け止めて
目に美しく
過ぎ行く時を刻む
全国的にと
ニュースは伝えた
準備のつもりだろうか
雲達は姿を消し
冷気の満ちる空は
澄み渡り美しい
場所は違っても
時を同じくして
眺めている私たちに
柔らかに届けられる
月の赤い光
輝く星の中で
窓の外に
はらりと舞う
それは木の葉
灰色の空に
伸ばした枝から
はらはらと
段々に
数を増せば
それはまるで
降り注ぐ雪
風の運ぶ
曇り空の下
ゆるやかに舞って
柔らかに積もる