2011.12.19.雨の贈り物
- カテゴリ: 日記
- 2011/12/20 05:57:28
湿った傘を手に取れば
冷たい雨を思い出す
そっと握って歩み出したら
湿った路面に気が付いて
あれからも一度来たのだと
別れた雲に思いを馳せる
覆った姿はどこへやら
風にすっかり掃われて
遥かに光る星々の
瞬きくっきり浮かんでる
汚れた大気をその身で洗い
招いた風に...
湿った傘を手に取れば
冷たい雨を思い出す
そっと握って歩み出したら
湿った路面に気が付いて
あれからも一度来たのだと
別れた雲に思いを馳せる
覆った姿はどこへやら
風にすっかり掃われて
遥かに光る星々の
瞬きくっきり浮かんでる
汚れた大気をその身で洗い
招いた風に...
しんとした冷え込みが
その空から届いたのかと
灰色に広がる雲に
そっと思いを馳せて
忙しなさに忘れていた
ふとしたことを思い出し
洗濯や掃除の合間に
読みかけた本を紐解く
忙しく駆け回る日々の
その足元を振り返れば
雑踏を抜けた静寂の
漂う澄んだ空気が
いつ...
夜明けが遅くて
空が暗いと
気持ちまでどこか
沈んだ感じ
不意に開けて
光が射せば
途端に心に
明かりが灯る
行き交う声と
鳥の羽ばたき
寒さは確かに
増してはいるが
元気をもらえる
眩しい庭先
夕暮れの
バス停に向かう
日は暮れているけれど
通りには人と車が溢れ
年の瀬と言ったところだろうか
忙しなく行き交っている
到着予定時刻には
まだ少し間があって
立ち止まっている間は
忙しなさを眺めている
ふと見上げれば
外灯の遥か上
いつものように
星が佇...
木立を揺らすのは
羽を休める鳩
木の実を求めて跳ね
啄ばんで羽ばたく
風を捉えれば
一斉に飛び立ち
滑らかに素早く
切るように空を渡り
もう一度枝を揺らし
彼方へざわめきを残す