2011.12.30.窓拭き
- カテゴリ: 日記
- 2011/12/31 08:12:53
小気味良く
軽やかに
開ける窓から
朝陽が照らす
絞った雑巾を
当てる傍から
温かな光を
映しとり空へ返し
新しい年に向けて
また一つ耀きを増す
小気味良く
軽やかに
開ける窓から
朝陽が照らす
絞った雑巾を
当てる傍から
温かな光を
映しとり空へ返し
新しい年に向けて
また一つ耀きを増す
久し振りに揃う
家族の為に
頭を巡らせて
部屋を整える
どこか気忙しいのは
寛いで欲しいと言う
願いにも似た
おもてなしの心
相手を思うだけ
気持ちが先走るなら
肩の力を抜いて
笑顔を整えて
夜の明ける
その少し前
白く輝く
大地の挨拶
空に溶ける
冬の吐息に似て
儚くも
暫し佇み
ただじっと
朝日を待ち受ける
眺めている
窓からの風景
澄んでいるのだろう
どこまでも空が高い
凍えた夜を払い
辺りを照らす太陽
一歩踏み出せば
凛とした大気
目線を高く
心を遥かに
招き込む広さ
包み込む深さ
朝焼けは
遥かに遠く
帳は未だ
明け切らない
足跡の無い
広がる雪原は
どこの光だろう
捉えて薄く輝く
踏み入れば
ざくざくと
小気味良く
時を刻み
瞳に映る世界を
銀と紺とに彩る