2012.1.9.明かりと曇り空
- カテゴリ: 日記
- 2012/01/10 06:28:18
目が覚める
窓を開ける
眩しさがないのは
雲が掛かっているから
時折射しこむのは
山の向こうの
雲の途切れた
僅かな隙間
風が少し吹いて
隙間が繫がれば
隠れていた空が
明るさを振りまく
灰色だった分だけ
明かりが眩しい
目が覚める
窓を開ける
眩しさがないのは
雲が掛かっているから
時折射しこむのは
山の向こうの
雲の途切れた
僅かな隙間
風が少し吹いて
隙間が繫がれば
隠れていた空が
明るさを振りまく
灰色だった分だけ
明かりが眩しい
カーテンを開けると
朝日が射し込んだ
日の出は
まだゆっくりだけれど
空が広がって
何処までも明るい
風を切って
走り出してみる
程よい冷気が
頬を擦り抜けて
上着に篭る熱を
心地よく掃う
遥かな山々が
青さに美しく映える
思いがけずふわりと
白いものが空から舞った
枝を伸ばした木々が
足元の朝日に映える
静寂の満ちる
しんとした大気の中に
ふわりふわりと舞えば
止まって見えた風景の
優しい鼓動が聞こえるよう
姿を見失う頃
心は陽光の中へ
冷気と暖気の中の
ひとときの舞う姿
青空は
いつしか淡く
次第に
西に傾けば
東は紺に
染まり行き
窓際の
裾の光を辿るなら
白く広がる
輝きを知る
暮れ行く街の
静けさの
帳を照らす
優しい明かり
明け方の曇り空は
時の流れと共に
風の気紛れだろう
いつの間にか開かれた
雪の便りも聞かれた
冷え込みの朝も
日中は青く
却ってどこか暖かい
年末年始の
短い冬の
団欒を後にする
穏やかな帰り道
過去に触れ
懐かしみ
遥かな空に
未来への
思いを...