2012.1.25.銀の太陽
- カテゴリ: 日記
- 2012/01/26 07:01:54
冬の明け方は
どこか霞掛かって見える
ゆっくりと夜が遠のいて
朝日が昇ってくる様は
赤でも黄でもなく
白銀に近い輝きをしている
空を広く覆う雲は
白い光を受ける中
僅かな影を携えて
ゆったりと出迎えて
朝日はその
柔らかな眩しさと共に
一日の始まりを
穏...
冬の明け方は
どこか霞掛かって見える
ゆっくりと夜が遠のいて
朝日が昇ってくる様は
赤でも黄でもなく
白銀に近い輝きをしている
空を広く覆う雲は
白い光を受ける中
僅かな影を携えて
ゆったりと出迎えて
朝日はその
柔らかな眩しさと共に
一日の始まりを
穏...
大好きだから
見つけて欲しい
いたずら心の
かくれんぼ
時々顔を
持ち上げて
探す姿を
確かめる
そっと見守る傍らで
分かっているけど知らぬ振り
出会ったときに輝いた
瞳の色は星のよう
も一度どこかへ出掛けていって
何度も出会いを繰り返す
窓の外を
雲がゆっくりと流れる
お茶が湯気を立てる傍で
はさみを静かに動かす
ストーブが呟いて
ときどき電話がお喋りして
忘れた頃に
時が刻まれる
準備がひと段落する頃
今日はそろそろ帰り支度
戸締りに回る頃
夜の帳が降りてくる
ふっと
肩の力を抜いて
窓を開け箒を取る
陽射しは強くないけれど
凍えるほどは寒くない
布団を干した
傍らで
埃を払って
片付ける
新鮮な空気で
辺りが満ちれば
気持ちもしっかり
目を覚ます
しとしとと降り注ぎ
さわさわと舞い
柔らかに雨は
冷たい日を伝える
息を潜めるように
どこかしんとして
息吹を待つのだろう
木々はじっと佇む
日が暮れたのか
ただ暗いのか
気付かぬうちに
時は過ぎて
次第に伸びてゆく日中の
暖かに移る
春を望ませる