2012.2.16.駆け足で時は過ぎて
- カテゴリ: 日記
- 2012/02/17 06:32:21
太陽の見えない空は
時の流れが止まって見える
朝なのか昼なのか
窓の向こうを区別の付かないままに
気が付けば夕刻を迎えている
楽しさも
慌しさも
時を忘れる程であれば
どこか夢見心地で
帳を迎える頃には
心地よく疲れている
満ち足りた心を
星の瞬きに乗せれば
...
太陽の見えない空は
時の流れが止まって見える
朝なのか昼なのか
窓の向こうを区別の付かないままに
気が付けば夕刻を迎えている
楽しさも
慌しさも
時を忘れる程であれば
どこか夢見心地で
帳を迎える頃には
心地よく疲れている
満ち足りた心を
星の瞬きに乗せれば
...
雲が晴れたら
朝日が覗く
朝日が覗けば
笑顔が開く
笑顔のあとには
心が温い
雲が晴れたら
星が煌く
春の予感を携えて
冬の星座が
空一杯
灰色の空に向かい
まっすぐに伸びる幹
天を仰ぎ
葉を落とした枝を広げ
寒さの満ちる大気を
全身で受け止める
凛として佇み
渡り行く雲を見送れば
ざわめきに似た風を呼び
今日の一日が動き出す
小さな輪が幾つも浮かぶ
受ける度に広がって
ぶつかっては消える
足を止めた窓際
ああ雨だと気付く
窓を横切る先の
水溜りの面
冷気の満ちる街に
静かに湛えながら
時の移ろいを
眺める瞳を
そっと掃って
足音を残しゆく
差し込んだ光は
瞬く間に雲の向こう
夜明けを告げた朝日と
しばしの別れ
街は動き出しているけれど
どこか静かに感じられる
冷たい風が
そっと雲を流した
青い空が広がって
風景は一変
穏やかなざわめきが
陽だまりに集まった