2012.3.9.夜半の雨
- カテゴリ: 日記
- 2012/03/10 11:53:17
いつの間にだろう
しっとりと降り出している
柔らかな目覚めは
水の音と共に
繰り返し繰り返し
滴りおちる水滴の中へ
時を確かめたくて
窓の向こうを望む
静まり返った様は
夜の帳の中
再び瞳を閉じて
夢の中へとまどろむ
いつの間にだろう
しっとりと降り出している
柔らかな目覚めは
水の音と共に
繰り返し繰り返し
滴りおちる水滴の中へ
時を確かめたくて
窓の向こうを望む
静まり返った様は
夜の帳の中
再び瞳を閉じて
夢の中へとまどろむ
砂を掃き出す玄関の
掃除の音が終わったら
綺麗に磨いた窓の上
紙のリボンをゆらりと渡す
赤、青、黄色、桃色、緑
花とリボンが交互に並び
作品袋を抱えた笑顔
優しくそっと送り出す
卒園式には早いけど
不思議と気持ちが込み上げる
時計が夜を指したころ
帰り支度の少し前
みんなお疲れ様だからと
買出しついでのお弁当
急いた世界を和らげる
ほんの少しの心遣い
心身共に温めて
流れる時間も穏やかに
明日への気持ちを整える
しっとりと
時が流れる
雨に始まった朝
空を雲が覆っている
どこか残る肌寒さに
上着を羽織って
静かに歩み出せば
足元が冷たい
気が付けば時が過ぎる
忙しなさの中
ふと陽射しに気付いて
窓を見上げる
柔らかな光に
急ぐ心が包まれて
ほっと一息
気持ちを...
踏み込めば
じんわり
不思議な感触が
足の裏に伝わる
どこまで地面で
どこから水溜りなのか
浮き草のような葉先を頼り
ゆっくりと通り抜ける
濡れるわけではないけれど
どこかしっとりした感じ
木々の間から
鳥たちが覗き込む
雨の日の公園は
いつもと違う雰...