2012.3.15.静寂の夜に
- カテゴリ: 日記
- 2012/03/16 06:30:26
慌しく歩み
忙しなく過ごす
そんな日は決まって
心が縮こまる
ホームの明かりの下を
行き交う人々の中で
時計を気にしながら
到着する電車を待つ
こんな時間にも
沢山の人があるのだなと
そんな風に思いながら
最寄り駅を目指して眠る
街から外れた
小さな駅
...
慌しく歩み
忙しなく過ごす
そんな日は決まって
心が縮こまる
ホームの明かりの下を
行き交う人々の中で
時計を気にしながら
到着する電車を待つ
こんな時間にも
沢山の人があるのだなと
そんな風に思いながら
最寄り駅を目指して眠る
街から外れた
小さな駅
...
星が滲んで見えるのは
空がまだまだ明るいから
沈む夕陽の残す火が
夜の来るのを遅らせる
濃い紺色に染まるまで
空はゆっくり夕焼けで
星の煌き映すほど
深い闇には至らない
淡い色した帳の中を
やんわり浮かんで歩く日は
遥かな星に思いを寄せて
瞳の奥まで空の色
熱心に描く
大好きな列車
真っ白な画用紙を
勢い良く走る
想像に魅せられて
思わず声を掛ける
その電車は
どこを走っているの?
輝く瞳が
クレパスで答える
鉄橋が渡り
木々が茂り
対向列車がくぐれば
空が青さに染まる
心の窓の向こう
見えている世界...
しんしんと
繰り返し舞い降りる
一度は覗いた朝日も
いつしか顔を伏せて
季節はずれに思える
柔らかな白の使いを
静かに迎え入れる
灰色の雲の向こうで
降りては消える
道の上 川の面
繰り返し繰り返し
ゆっくりと弛まずに
時の流れを
その身で伝えるように
...
感嘆の声を上げる
カーテン越しの窓の向こう
曇りがちの日々を思い
それは驚きにも似て
目に映る何もかもが
新鮮に輝いて見える
晴れ渡る空の
眩い光は
新しい日の始まりを
世界中に届ける