2012.4.13.通り雨
- カテゴリ: 日記
- 2012/04/14 07:06:14
屋根に当たり
水が跳ねる
ぱらぱら
ばらばら
そっと訪れた
静けさの雨は
枝を垂れる
桜並木を越えて
風の示すままに
足跡を少しずつ
辺りに残してゆく
屋根に当たり
水が跳ねる
ぱらぱら
ばらばら
そっと訪れた
静けさの雨は
枝を垂れる
桜並木を越えて
風の示すままに
足跡を少しずつ
辺りに残してゆく
てくてく歩く
帰り道
日はまだ高く
眩しいくらい
時間の頃は
夕方だけど
汗ばむほどに
陽気は暖か
山に掛かって傾いて
西の彼方に沈む頃
真っ直ぐ届く
残り火を
その背に受ける
黄の花
可愛らしくも
華やかに
春の景色を
引き立てる
透き通った線が
先ほどから視界を過ぎる
幾つも幾つも
繰り返し繰り返し
飛沫が跳ねれば傘が鳴り
風が唸れば視界が揺らぐ
灰色の空の
薄明かりの下を
集った水が
川の様に流れ
ざあざあと音を立てて
一切を洗い流していく
変わった漢字が当てられて
ふと目に留まるメッセージ
慣れた文字でも通じるかなと
安易に読み解くその前に
同じようなものならと
平易な文字にすることなく
使われ続けた文字の意味
じっくり見つめて紐解けば
込めた思いが浮かんでる
時間と共に色褪せて
皆が意味を忘れても
...
資料を片手に集まって
短い時間で打ち合わせ
綺麗に掃ったホールの中に
磨いた椅子を並べてく
外れた飾りはないかしら
それぞれ分かれて確かめて
座る位置からリハーサル
明日に迎える眩しい笑顔
わくわく気持ちが盛り上がる