2012.6.26.暮れの空模様
- カテゴリ: 日記
- 2012/06/27 05:49:16
日の照らすのは
雲の切れ間に
木の葉のざわめきが
渡る風を伝える
孕んだ熱気さえ
掃われて去り行けば
帳を迎える空に
心地良い空気が漂う
日の照らすのは
雲の切れ間に
木の葉のざわめきが
渡る風を伝える
孕んだ熱気さえ
掃われて去り行けば
帳を迎える空に
心地良い空気が漂う
冷たいものが頬に触れる
傘を差す
程でもないけれど
見上げれば灰色の
雲が一面に広がって
行き交う人は
気にもしないけれど
風に招かれて
悠々と
暖気を掃いながら
静かに寄せてくる
小旅行の翌日
目を閉じて横になる
陽射しの照り返しが
天井に模様を描く
今までのこと
これからのこと
渡る時を越えて
頭を巡る思い
重ね合わせて
夢と現を行き来する
羽の音が聞こえたら
風がさっと舞う
驚かせてしまったろうか
木陰に日が射しこむ
早朝の山道に暮らす
生き物達の目覚め
美しく囁いて
届けられる息吹のこと
ぱらぱらと
開く傘先濡らしめて
凪いだ風
届く静寂耳遥か
じっくりと
木々の囁き見つめれば
ただしっとりと
時は過ぎ行く