2012.8.11.鎮める歩み
- カテゴリ: 日記
- 2012/08/12 05:37:19
季節を告げる虫たちも
歌を届ける鳥たちも
雨の気配か轟きか
察して姿を潜めてる
夏の終わりか秋の始めか
遠くに唸る雷鳴は
辺りをすっかり鎮めてく
畏敬の念を抱きつつ
そっと見守る窓の向こうに
季節を告げる虫たちも
歌を届ける鳥たちも
雨の気配か轟きか
察して姿を潜めてる
夏の終わりか秋の始めか
遠くに唸る雷鳴は
辺りをすっかり鎮めてく
畏敬の念を抱きつつ
そっと見守る窓の向こうに
自転車を駆って
ご近所への訪問
真昼の太陽は
容赦なく暑い
用件を済ませて
職場への帰り道
白いシャツを
乾かすように
吹き抜ける風が
熱気を払い行く
リーリー
リーリー
虫の音が
静かに届く
それは明け方に
それは夕暮れに
日の陰りには
秋の気配
心地よく包まれて
夢見の心地
懐かしい声
変わらぬ姿
現実には
過ぎた世界
童心に返り
熱心に話す
毎年の
この時期には
旅立った人が
世に戻ると言う
そんな願いを込めた
古人の信仰に
少しだけ近付いて
心を整える
黒い雲は
通り雨の知らせ
日照りの中に
一時の涼をもたらす
庭先の土に
跡を残せば
風に乗って
どこかへ行ってしまう
呆れるほどに
抜けるような夕空
降り注ぐ光に
明日へ続く今日を思う